私が先生と初めてお会いしたのは、12月の雪降る月明洞でした。
自然聖殿の芝生に雪が積もり、先生は弟子達にソリの乗り方を教えていました。
芝生の頂上から滑り降りるときは、かなりのスピードが出ます。
そのため、先生は何よりもまずソリの止め方を教えていました。
ソリを止めるには、
足の裏を雪面にぴったりとつけて、摩擦で止めるという内容でした。
しかし、私は育ちが雪国でもないので、正解などわからず、
かかとで雪を削るように止めたほうが絶対に効果的だと考えました。
その後、私はソリを借りて、芝生の頂上から勢いよく滑り出しました。
実際にソリはかなりのスピードが出たのですが、下で待っていた先生の姿が近づいてきて
私は先生の前で格好良く止まろうと、かかとを地面に立てました。
しかし、ソリは全く止まらず、
先生のいる場所に突っ込んでしまうことになったのです。
先生は私の乗った止まらないソリをがっしりと受け止めて、
「パボ(韓国語で「バカ」)」と私の頭をポンと叩きました。
その顔はとても真剣な表情でした。
それが私と先生とのファーストコンタクトでした。
先生がソリの止め方を教えているのに、
私がその言葉を軽く考え、自分の考えで行ったことは
今思えば先生の心情に合わなかったと思います。
それでも初めて先生に会った時だったから、先生は大目に見てくださったのだと思います。
先生が最も嫌いなのは、神様の御言葉を軽く考えることです。
サッカーをするときも、先生はロングパスをしなさいと言ったのに、
自分達でボールを細かく回していると、ひどく叱られました。
結局のところ、ボールは一人の命を象徴しているし、その命を自分の考えで扱うのでなく、
より神様について詳しい人にパスしなさいという指示でした。
先生が受け取った命のボールを神様の世界にゴールすること、
それが先生と共にするサッカーの象徴的な意味でした。
事実、私は自分の考えで、新しい人を導こうとして、何度も失敗したし
結局、その人達は神様を信じる道を見出せなくなってしまいました。
そういう意味で、私は信仰の世界の人殺しをしてしまったのだと思い、
深く悔い改めるようになり、自分中心の考え方を折ることが出来たのです。
一度、先生がとにかく直接パスしなさいと指示されたことがありました。
それでも、多くの人は、一度トラップをしたり、
ドリブルをしたり、ダイレクトでパスを出しませんでした。
その後、先生にパスをしても、先生はそのパスを受け取りませんでした。
私はその時、直接パスをしようと試みましたが、
技術がなくて、ボールが随分とそれてしまいました。
しかし、先生は私のそれたパスを懸命に追いかけたのです。
結局、その時大事だったのはパスの正確性よりも、
先生が言った「直接パスしなさい」という言葉に忠誠を尽くすことが大事なのでした。
それは普段から神様の御言葉に対しても、
忠誠を尽くすかどうかを見ていたのだと思います。
また、先生とバレーをしたときに、私は先生の後ろのポジションだったので、
先生がスパイクを打つ際のフォローを行えるポジション取りをしたのですが、
先生は私の腕をつかみ、笑顔で、
「あなたのポジションを守りなさい」
と、私を元のポジションへと連れて行くのでした。
技術的な目で見ると、私のポジションは間違っていなかったと思いますが、
信仰の目で見ると、私の走り方をさして、与えてくださっていたアドバイスでした。
実際、当時の私は目立ちたがり屋で、人前に立つ事ばかり考えていたし、
自分のことも十分にしないで、よく他人のことに首をつっこんでいました。
その言葉は、シンプルだけれども、私の人生を復活させる命の言葉でした。
先生とするスポーツはいつも、信仰的な意味を持っていました。
その中で、どのように摂理を走っていくのか、
どのように神様に仕えていくのかを教わったと思います。
摂理のスポーツは新しい人の伝道の場と思われがちですが、
今いるメンバーにとっても信仰的な教育の場として有意義な時間です。
毎週の御言葉を意識しながら、スポーツの場で神様の働きを強く感じることができます。
御言葉をどう捉え、大事にしていくかで私達の人生は左右されていきます。
報道で、様々な事が噂されますが、
結局のところ、先生、また私たち摂理の人が今までずっとやってきたことは
御言葉を述べ伝え、そしてその御言葉を守ろうと努力してきた
ただ、それだけだと思います。
「御言葉は命だから守りなさい。」
神様の御言葉を大事に思い、忠誠を尽くして実践していくこと。
それが、私達が見習うべき、変わらない先生の姿だと思います。
2008⁄05⁄10 14:41 カテゴリー:私が見てきた先生 comment(0) trackback(0)
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